2021年11月17日

特殊詐欺容疑者を一斉公開、首都圏4都県警のウェブサイト

2021/11/17 毎日新聞

警視庁と埼玉、千葉、神奈川県警は17日、それぞれ捜査している特殊詐欺事件の容疑者の画像を各ウェブサイトで一斉に公開した。同時に公開捜査を実施するのは初めてで、警察庁が調整した。市民の関心を高め、容疑者検挙につながる情報を求めるのが狙いだ。

警察庁によると、公開したのは2020年7月〜21年9月に4都県で発生した10事件の容疑者10人。
現金自動受払機(ATM)から現金引き出す「出し子」や、被害者からキャッシュカードを受け取る「受け子」が映ったカメラ画像で、被害のあった日付や場所なども紹介した。警察庁のサイトにも紹介ページを設けた。

特殊詐欺被害は深刻な状況が続く。21年1〜9月の全国の特殊詐欺の認知件数は前年同期比5・2%増の1万729件で、被害額は横ばいの202・7億円。一方、摘発件数は13・0%減の4520件にとどまっており警察当局は危機感を強めている。

financial_security at 15:51│clip!詐欺 
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