2021年05月25日

カードに穴開け持ち去り 新たな手口に警戒、現金引き出し可能

2021/5/25福島民友新聞

パンチで穴の開いたキャッシュカード。磁気部分などが傷ついていなければ、使用はできる
県内で「なりすまし詐欺」被害が後を絶たない中、県警が新たな手口に警戒を強めている。被害者の目の前でキャッシュカードに穴を開け、カードを持ち去る手口。穴が開いても、場所によっては使用に影響がなく現金を引き出すことができてしまうため、県警は「カードを渡さないようにしてほしい」と呼び掛けている。

「キャッシュカードに穴を開けることで、持ち主に『もう使えない』と思わせるところが巧妙」。県警の担当者は指摘する。具体的な手口はこうだ。
▽警察官などを名乗って被害者方に電話
▽「キャッシュカードが悪用されている」などと話して暗証番号を聞き出す
▽キャッシュカードを受け取る「受け子」が被害者方を訪れ、目の前でキャッシュカードに穴を開けて持ち去る
▽詐取したキャッシュカードと聞き出した暗証番号で口座から現金を引き出す―。
穴を開ける以外に、はさみで切れ込みを入れるケースもある。

キャッシュカードは磁気部分やICチップに傷が付かなければ、使用は可能という。



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