2018年12月07日

特殊詐欺 80代男性が2400万被害 警察かたり「家宅捜索、ホテルへ宿泊を」その間に預金引き出す

警視庁成城署は3日、東京都世田谷区の80代男性が銀行通帳とキャッシュカードをだまし取られ、2400万円が引き出されたと発表した。男性は警察官を名乗った男から「自宅に家宅捜索が入る。ホテルを予約したから宿泊して」と指示され、ホテルに泊まっている間に現金が引き出されていた。被害発覚を遅らせる狙いがあったとみられる。

同署によると、10月中旬ごろ、警察官をかたった男から電話で「あなたは多額の貯金がある。危ないので口座を作り分けた方がいい」などと指示があり、男性は七つの銀行で10口座を新たに開設。11月9日ごろ、宅配便を装い自宅を訪れた男に通帳10通とカード10枚を手渡した。暗証番号は指定された番号を設定していた。

その後、同11日ごろ、再び警察官を名乗った男から電話があり、自宅に家宅捜索が入ると告げられた。男性は男から「新宿のビジネスホテルを予約したので3泊4日で宿泊して」と言われ、4日間にわたり自宅を不在にしていた。

2018/12/3毎日新聞

financial_security at 15:31│clip!詐欺 
最新記事
QRコード
QRコード