2007年10月

2007年10月06日

ピンポン!

お昼に『ピンポン!』という番組を見ていたら、
  見えない窃盗団”の全手口を独占スクープ突然キャッシュカードが姿を消す恐怖
をやっていました。
この掲示板でも何回か書き込みがあったように思う事件ですが、
 1.ピッキングやサムターン回しでドアをこじ開けて集合住宅に侵入し、
 2.サイフからクレジットカードやキャッシュカードのみを抜き取る。
 3.早朝に警察を装った犯人の一人から電話がある。
内容は「不審な男性を見かけて、職務質問をしていたら、ご主人のカードが出てきた。」
というもので、家人にサイフを確認させる。サイフからカードのみがなくなっている。警察は盗られたカードの発行先を次々と言い当てて、「警察からも連絡をするが銀行に連絡を…」と言って電話をきる。

 4.銀行から「犯人が暗証番号を解読して預金が引き出される可能性が高いので、取引停止の手続きをとりたい。新しい暗証番号と現在の暗証番号を言ってください」と電話が入る。

 5.(寝起きなので)うっかり暗証番号を言うとお金が抜き取られてしまう…
というものでした。(特に埼玉県に多くて、既に総額一千万円を超える被害とか・・・)

ピッキングやサムターン回しはまた増えているんですね。
しかし、銀行のHPに行くと、少なくとも1年くらい前から「警察や行員が暗証番号をたずねることはない」と書いてありますが、大きな被害になるのは利用者への周知の仕方に問題はないのかしら…。



financial_security at 19:18|Permalinkclip!預金 

ネットバンキングについて

東京新聞10/8付朝刊に『ネットバンキング 落とし穴 共有ファイルで個人情報流出』という記事がありました。
ネットバンキングを安全に使うために一読されることをお勧めします。

私なりにネットバンキングを検証した結果です。
ネットバンキングを論じるときは従来型の店舗を持っている銀行のネットバンキングとイーバンク、ジャパンネット銀行、ソニー銀行のようなネットバンクを区別して考えた方が良いと思います。新興のネットバンクは比較的従来の所謂銀行よりも防犯対策が充実しています。
ワンタイムパスワードを無料で全顧客に提供している面ではジャパンネット銀行が一番安全かなと思います。

逆に三菱東京UFJ銀行(旧東京三菱)を例に取ると、数ヶ月前にネットバンキングのパスワードを忘れたので窓口に行き新しいパスワードを設定し直した時、驚いたことに本人確認を一切受けることなく手続きが済みました。

行員曰く「1〜2週間で確認の手紙が届くのでその後利用できるようになる」ということなので待っていると、何と普通郵便で確認の手紙が届きました。これでは第三者が本人に気がつかれることなくパスワードを変更できてしまいます。折角生体認証口座にしてあったのにこれでは被害に遭ってしまいます。旧東京三菱の生体認証口座はATMでの取引だけでなく窓口取り引きまで被害補償してくれるというので高く評価していたのですがネットバンキングに関しては最低の評価しかできません。


三井住友はネットバンキングの防犯対策が従来の銀行としては進んでいるほうだけれどワンタイムパスワードなどその大半が有料サービスということなので利用する気にもなりません。その点ネットバンクは防犯対策の殆どが無料で利用できるのでそれぞれ使い分けた方が良いでしょう。


イーバンクの場合は取引の度に“無料で”メールが届くので万一被害にあっても直ぐに気がつきますが従来の銀行はメールサービスがあっても有料なので不親切です。有料なので利用してない場合は被害が大きくなる可能性があります。ネットバンキングを利用する場合は、それぞれ自分で良く比較して自分に合う銀行を選ぶと良いと思います。


敢えて銀行名を実名で書きましたが、これは裁判を起こされた銀行の多くがこのページを見ているので防犯対策をすすめて欲しいので敢えて実名を書きました。


financial_security at 19:17|Permalinkclip!預金 

通帳過誤払い事件について

2年前ですが、横浜銀行 名古屋支店で通帳過誤払い事件があり、現在裁判中で、もう終盤に来ていてほとんど敗訴に近い状態です。

通帳は本物・偽造印鑑・偽造免許証で行員をだまし預金を送金されました。裁判官も身分証明書の提示等で銀行側が確認をしているので銀行に落ち度は無いとの意見でしたが、なっとくいかないのが筆跡が違う事を確認していて、伝票記載の住所も1文字が違ったのも銀行が確認しているのに窓口の犯人に何も問いかけず、ただ事務的に処理を行っただけ。キャッシュカードの提示・暗証番号の確認もしていないのに銀行の落ち度はないとの事 絶対納得がいかない。もう、どうにもならないのでしょうか?預金全額が戻ってくる事はないのでしょうか?

○○○

一生懸命働いて貯めたお金を見知らぬ他人に渡されて、盗られたお金に対するこちらの思い入れに比べたら銀行の手続きが相当ヌルイ!と思う気持ちも、大事なお金を信頼して預けてたことに対する裏切られた感も、2年前なら同じ過誤払い被害でも盗難カードなら、ATMなら、たとえその一部であっても救済されたのに…という不公平感も、同じ被害者として理解できますが…。

裁判しているなら、納得がいかないことは、法廷で最後までとことん主張するしかないと思います。私なら、これで返って来ないなら仕方ない、と思えるところまで主張します。でも、ここで書かれていることは弁護士さんが既に主張してくださっているんですよね、きっと…。

どんな犯人か、どんな窓口対応か、どれくらいの被害か、どんな裁判官にあたるか、どんな結果になるか…というところでも、運・不運が左右してて、参考にしかなりませんが、最近の過誤払事件の裁判の概略は『預貯金過誤払被害対策原告団&弁護団公式HP(←URLが書き込めませんでした)』の『訴訟の現状』にあります。


○○○

2年前というと被害防止対策に対する取り組みの遅かった横浜銀行がやっと副印鑑制度を廃止してから1年くらいたった頃ですね。盗まれた通帳には副印鑑が貼ってあったのでしょうか?もし貼っていなかったとしたら犯人はどのようにして届出印を突き止めたのだろう?2年前頃なら保険証を持って窓口に行けばその場でキャッシュカードの暗証番号を教えてくれたくらいだから、窓口で届出印のコピーを出していたのだろうか?
また、偽造印ということは払い出し伝票に押された印影にあきらかにおかしいところはなかったのでしょうか?

疑問点ばかり書いてしまいましたが、「名無しさん」が書いているように裁判をしている以上裁判の上で戦うしかないでしょう。大変ですが頑張って下さい。地裁で負けても控訴・上告して戦うしかないと思います。諦めたら終わりです。納得するまでというか諦めがつくまで頑張って下さい。

そういえば以前どなたかの裁判を傍聴した時に横浜銀行は『神奈川県を中心に営業している地方銀行なので東京で被害が増大していても被害が増大していることを知ったのは都市銀行と比べたら遅かった』というようなことを証言していたけど2年前ならそういった言い訳はできないな。ましてや以前から東京には二桁の支店を持ち名古屋支店大阪支店のような遠方の支店もあるのだから都市銀行並の注意は最低限持っていて欲しいな。(といっても都市銀行もひどいもんだけど)

名古屋地裁の裁判官は比較的被害者(原告)よりの判断をしていたと思ったのだけれど。。。。


○○○

> 裁判官も身分証明書の提示等で銀行側が確認をしているので銀行に落ち度は無いとの意見でしたが、なっとくいかないのが筆跡が違う事を確認していて、伝票記載の住所も1文字が違ったのも銀行が確認しているのに窓口の犯人に何も問いかけず、ただ事務的に処理を行っただけ。

浜銀の払戻請求書には元々住所を書く欄がなく、以前は住所の記入を求められることは皆無だったと思います。本人確認法ができたくらいから200万円以上の引出し等の際に住所を書かせられるようになったと覚えています。(うろおぼえです)浜銀の防犯意識を確かめるために、昨年200万円を引き出した時、わざと帽子を被りサングラスをかけて、所謂怪しい格好をして手続きをしたら、住所の記入を求められただけでなく、生年月日と干支を聞かれました。キャッシュカードの暗証番号を聞かれたかははっきり覚えていません。ここまで聞かれたのは持っていた免許証をわざと提示せず保険証を提示したからかもしれません。因みに、自分が被害に遭った時よりは注意していたようですが及第点とは言えないので引き出したお金はその足で他の銀行に預金し直しました。

さて、今回のケースでは、普段書かせない住所を書かせておいて1字間違えているのに他の方法で本人確認しなかったのには驚きます。何のために住所を書かせたのか意味がわかりません。お客の預金の安全のためではなくて、銀行の保身のため、何かあった時に言い逃れができるように住所を書かせたという証拠が欲しかっただけのような気がします。2年前という時期を差し引いても相変わらず酷い銀行だなと思います。前述したように1年前には本人確認が多少厳しくなっています。ただ、怪しい格好をしていたからかもしれませんが・・・


financial_security at 19:15|Permalinkclip!預金 
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