2017年06月20日

佐賀銀行、1億円以上の預金者情報流出 元行員が関与か

佐賀銀行は19日、福岡県内の支店で起きた多額窃盗、侵入事件に絡み、同行の1億円以上の預金者169人分の住所や預金額といった個人情報が外部に流出していたと発表した。元行員の淳被告(42)=窃盗罪などで公判中=を捜査している福岡県警からの依頼で調べ、判明した。

同行によると、流出したのは昨年7月4日現在で1億円以上の預金があった顧客の氏名や住所、預金残高、電話番号など。情報が載ったA3サイズの紙計3枚の内容についての調査依頼が福岡県警からあった。被告の共犯者として起訴されている別の被告の弁護人から提出された紙だと説明されたという。

調べたところ、被告が在職中の昨年7月5日に顧客データベースを検索し、同じ情報を抽出していたことが判明。同行は今月14日に福岡県警に被害届を出し、情報が流出した顧客に謝罪している。これまでに情報の悪用などは確認されていないとしている。


朝日新聞2017/6/19


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